(ACTION-ZAKU, ACT-ZAKU)
『機動戦士ガンダム』に端を発した、
プラモデルを中心として展開される予定であった企画
『MS-X』に登場する兵器。
ジオン公国軍の量産型モビルスーツ。
(型式番号:MS-11)
機体解説
一年戦争末期、
ジオン公国軍によりペズン基地で開発された。
各関節部に
マグネット・コーティングを施し
高い機動力を発揮する。
ジオン公国軍製モビルスーツは
流体パルスシステムによって駆動するが、
マグネットコーティングは地球連邦軍製の駆動形式に用いられる
フィールドモーターに施される技術である。
よって本機には
部分的にもフィールドモーターが採用されていたともいわれている。
またジェネレーターの強化が計られたため、
ザクIIでは不可能だったビームライフル、
ビームサーベルの装備も可能となっている。
一年戦争終結後、
本機を接収した地球連邦軍が
その高性能に着目し、
オーガスタ研究所等に配備した。
接収後は
コクピットを全天周囲モニター・リニアシートに換装され、
第1.5世代モビルスーツとなっている。
その際ハイザックと
同型のビームライフルを装備している。
プラモデル企画としての、
『MS-X』として他の機体と共に設定が作られたが、
その後それらをプラモデル化する企画は
『機動戦士Ζガンダム』が放映開始されたため
頓挫している。
しかし、
『機動戦士Ζガンダム』作中において、
地球連邦軍の所属機として端役ながらも
マラサイのビームライフルを装備して登場。
また、プレイステーション2用ゲーム
『機動戦士ガンダム めぐり合い宇宙』の収録のシナリオ
『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』にも、
一年戦争末期に実戦投入されたという描写で登場している。
このゲームで登場したアクト・ザクは
頭部にアンテナを生やし、
後にマラサイが装備するものと類似したビームライフル、
ゲルググと同型のシールドを装備していたが、
ビームライフルについては
一年戦争時になぜ7年後に連邦軍が採用したものと同型のものを装備しているのかが
ファンの間で議論となった
(Ζガンダムで使用した設定画を流用したためとの説が強い)。